KANAME szkoła języka japońskiego Wrocław

Piątkowy Quiz KANAME - 金曜日のクイズ - 188

Pierwszy noworoczny sen. Czytanie na poziomie B1+ / JLPT N2. Powodzenia!
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むかしむかし、ある年のお正月の二日に、父親が三人の息子にたずねました。
「お前たちは、どんな初夢を見たんだね?」
 上の二人の息子は自分の初夢を話しましたが、末っ子の三郎だけは、なぜか初夢の事を話そうとしません。
 そこで怒ったおやじさんが、三郎を家から追い出してしまいました。

 一文無しで食べる物にこまった三郎は、人の畑からやさいをぬすんで役人に( 1 )、お城のろう屋に入れられてしまいました。
 そこへ、この国のやさしいお姫さまが、かわいそうな三郎にご飯を運んでくれたのです。
「あの、お腹がすいておられると聞きました。どうぞ、これをお食べください」
「あっ、はい。ありがとうございます」
 お姫さまは心やさしいだけでなく、とても美しい人です。

それからしばらくしたある日の事、この国のとなりにある鬼の国の王が、こんな事を言ってきました。
「この国の姫は美しいと聞く。姫には、この鬼王の嫁になってもらおう!」
 お姫さまは今にも泣き出しそうになり、父親である殿さまは鬼の王の申し出を( 2 )断りました。
 すると、これに腹を立てた鬼の王が、
「ならば、これから出す三つの問題に、答えてみろ! もし答えられなければ、お前の国に攻め込み、姫も国もうばい取ってやる!」
と、言ってきたのです。

 まず、最初の問題です。
 鬼の王は、はしからはしまで同じ太さの棒を送ってきて、《この棒のどちらの端が根っこだったか、見分けろ》
と、いうのです。
 殿さまや家来たちがいくら棒を見ても、どっちが根っこだったかなんてわかりません。
 そこで殿さまは、家来たちと( 3 )相談をしました。
「このままでは、この国は鬼に攻め滅ぼされてしまう。くやしいが、万一の時は姫に嫁へ行ってもらうしか・・・」

 この話を聞いて泣きながらご飯を運んできたお姫さまに、鬼の話しを聞いた三郎は言いました。
「姫さま、泣かなくても大丈夫です。木という物は、先よりも根っこの方が重いもの。棒のまん中を糸でしばってつるすと、重い( 4 )にさがります」
 この話しをお姫さまから聞いた殿さまは、三郎の教えてくれた方法で根っこだった方を調べて、そっちに印をつけて鬼の国へ送り返しました。
「ぬぬっ、人間にも、多少は知恵のあるやつがいるな」

鬼の王は、今度は同じ大きさ、同じ顔、同じ毛並みの白い馬を三頭送ってきました。
 次の問題は、
《これらの馬を、歳の順に見分けろ》と、いうのです。
 三頭の馬は見た目が全く同じなので、どれが年上でどれが年下か、( 5 )わかりません。
 こまった殿さまは、三郎のろう屋に行って言いました。
「三郎よ。先ほどの問題を見事にといた、お前の知恵を貸してくれないか」
 すると三郎は、こう答えたのです。
「殿さま。馬が食べる草を、刈り入れた年の順に三つ用意してください。今年の草を食べたのが一番若く、前の年の草を食べたのがその次で、
前の前の年の草を食べたのが一番の年寄りです。馬も人も、うまれて初めて食べた物の味が一番好きですからね」
 そこで殿さまが刈り入れた年の違う草を用意すると、馬はそれぞれ違う年に刈り入れた草を食べたのです。

答えを聞いた鬼の王は、苦い顔をしました。
「人間め、なかなかやるな。だが、次はわかるまい」
 しばらくすると鬼の国から、大きな鉄の矢が飛んできました。お城の庭に深々と突きささった鉄の矢を見ると、手紙が( 6 )。その手紙には、こう書かれていました。
《この鉄の矢を抜いて、鬼の国まで持ってこい》
「よし、今度は何とかなるだろう」
 殿さまの命令で、力のある家来たちが鉄の矢を引き抜こうとしました。しかし鉄の矢は地面深くに突きささっていて、家来が何人がかりでも( 7 )しません。
 こまった殿さまは、また三郎のろうやに行きました。
「三郎よ、またお前の知恵を貸してくれないか」
 話を聞いた三郎は、にっこり笑って言いました。
「殿さま。引っぱって抜こうとするから、矢は抜けないのです。考え方を変えて、まわりの土をほればよいのです」
「そうか。なるほど」
 三郎の言う通りにまわりの土をほると、鉄の矢はかんたんに抜けました。これに感心した殿さまは三郎の罪を許して自分の家来にすると、鉄の矢を鬼の国へ持って行く使いにしたのです。

さて、見事に鉄の矢を持ってきた三郎を見て、鬼の王は感心して言いました。
「人間の中に、お前のような知恵のある者がいるとはおどろきだ」
 鬼の王は、三郎の前にお酒のとっくりを置きました。
「これが、最後の問題だ。ここにある鬼王の酒は、なんの酒だ?」
 すると三郎が、にっこり笑って言いました。
「はい。普通なら『鬼の酒は、人の生き血をしぼる酒』と答えるでしょうが、あなたはそんな悪い鬼には見えません。きっと、普通の酒でしょう」
「ははははは。見事だ」
 鬼の王は、自分のお酒を三郎に渡して言いました。
「約束通り、姫の事はあきらめよう。その酒はほうびだ、持って帰るが良い。一口飲めば、百日寿命が( 8 )名酒だ」

やがて三郎が鬼の国から無事に帰ってくると、殿さまは大喜びで言いました。
「三郎よ、よくやった。お前のおかげで、この国も姫も救われた。お前には、知恵も勇気もある。どうだろう、姫の( 9 )になってはくれないか」
「はい! 喜んで、お受けいたします!」
  こうして三郎とお姫さまは、めでたく結婚したのです。
 一文無しから大出世をした三郎は、自分の家族をお城に呼びよせると、おやじさんに初夢の事を話しました。
「おやじさま。わたしの見た初夢とは鬼の難問を次々とといて、姫さまの( 9 )になる事だったのです」
 よい初夢は、人に話してはいけないと言われています。三郎はその通りにして、こんなにすばらしい幸せを( 10 )のです。

 

Na postawie tekstu: www.hukumusume.com/douwa/kisetu/syougatu/html/05.html

Czytanie - B1+ / N2 - cz. 1
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1. ( 1 )
つかまり

とられ

つかまえ

つられ

2. ( 2 )
すっきりと

きっかりと

きっぱりと

しっかりと

3. ( 3 )
そんな

こんな

あんな

どんな

4. ( 4 )重い(  )(  )( ★ )(  )にさがります


根っこ

方が

5. ( 5 )
そっくり

さっぱり

きっちり

すっかり

6. ( 6 )
結びつけてあります

結びついてあります

結びつけています

結びつかれています

7. ( 7 )
すんとも

うんとも

ふんとも

びくとも

8. ( 8 )
のぼる

あがる

ふえる

のびる

9. ( 9 )
めい

よめ

むこ

おい

10. ( 10 )
つかんだ

つまんだ

うばった

えらんだ

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